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【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その5

1 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/05/04 23:58
PART1:【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】
http://curry.2ch.net/occult/kako/1030/10304/1030468085.html
PART2:【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その2
http://curry.2ch.net/occult/kako/1034/10343/1034309472.html
PART3:【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その3
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1036704369/
【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】 その4
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1047896148/

このスレは、ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』三部作に オマージュを捧げる小説スレです。
もしくは、『ゾンビ』好きの人が小説をうpするスレです。

小説のお約束
・基本的にsage進行。
・スレタイに「ホームセンター」と入っているが、とりあえずこだわらない。
 (PART1スレの1氏への感謝と検索し易さを考えてつけました)

・ゾンビの設定は、一応、映画『Dawn Of The Dead:ゾンビ』を使用。
 あくまで一応ですので、こだわらず書いていただければ思ってます。
・舞台は日本。できるだけ身近な場所をモチーフにするとよいかと思われます。
・主人公は、できるだけ普通の人にとどめておいたほうが無難の模様です。
その他
・496KBで警告メッセージが出力され。512KBでスレッドが終了します。
 なので、450KBを過ぎた時点で新スレッドへの移行の話し合いを開始すると良さそうです。
今のところは、こんな感じです。
お気づきの点がございましたら、付け加えのほどをお願いいたします。


2 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/04 23:59
はふっ

3 :工藤 ◆Ci058K96mk :03/05/04 23:59
げっとーやったー2かなー3かなーそれとも4かなー気になるなー
わくわくするなー

うんこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

4 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/05/05 00:01
このスレは皆さんの感想が食料です。
新しい作品の為にも、感想お待ちしております。

PIPはすぐには新しい投稿ができませんので、皆さんお先にどーぞ。

5 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 00:58
終了

6 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 01:01
再開

7 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:40
PIP様 新スレ立て乙かれ様です(w

ストーリーの書き換え終了致しましたので、これより投下始めます。
前スレ 698様 是非お願いいたします。
安田の人物像が非常に興味有りますので・・・・

前スレ 678を書いたのは安田です・・・
     ですから名無しなんですけれどね♪

それでは いっきま〜す♪

8 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:41
「49」

念願の銃(サブマシンガン)が手に入り、浮かれていたのもつかの間で、安田の頭の中にはこれをどう運用すべきか判断しかねていた。
確かにとてつもなく頼りになる代物ではあったが、きちんと扱えてこそである。
練習すればいいのだろうが、入手した弾薬にも限りがある、かといって練習もせずに携帯したところでそれはただの荷物でしかない。
言葉に表すことが出来ないジレンマに陥っていた。
例のマニアから、ライセンス生産の関係上、性能も生産国によってかなり差が出ることを聞いていた。
今回入手したのは本国ドイツ製である、製造国刻印とセレクターマークの鮮明さがそれを物語っていた。
一丁はマンションに保管し、残る二丁を常備する予定であった、つまり相互予備の考えである。
重量そのものは2kg程度なので、非力な有希でも所持することは可能だろう。
拳銃と違い、腰だめ撃ちならば初心者でも使えるかもしれない。
もっとも安田自体もこの銃をゾンビに使用する気はさらさら無く、どちらかと言えば
武力で強奪を計る連中を倒せれば良いと思っていたのである。
脳の部位を打ち抜くほどの腕前になるには弾薬数も整備技術も無いのだから。
だだ、弾薬に関しては警察署内の武器保管庫に残されているかもしれないが・・・

人目に付けばいらぬ衝突を産むかもしれない、塩害による作動不良も怖い
安田はアウトドアショップを見つけると、PVC製の完全防水バックを見つけその中に
乾燥剤と予備のマシンガンと弾薬を収納した。
使われることが無いことを祈って・・・・



9 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:42
「50」

とりあえずの目的は果たせた、来たときとは違う視点で帰路につく。
驚いたのは畑を耕している人たちがいたことである、もちろんフェンスで囲われ内部での作業の安全は確保されているだろうが、それを作るまでにどれだけの犠牲が出たのだろう。都市でひたすら救助が来ることだけを求め、みにくい勢力争いに明け暮れる人たち。
例え、自分は倒れようとも子供や次の世代のために足がかりを残そうとする人たち。
前者はいずれ淘汰されてゆくだろう、だが今回の騒動はいったい何だったのだろう。
世界レベルでの同時発症、知恵を絞れば十分対応できる死に神たちの群れ。
増えすぎた人間を間引くために地球が選んだ道なのだろうか・・・
いろいろな場所を見るたびに哲学的になってゆく自分がおかしかった。

有希を襲った連中や、ホームセンターで利権をむさぼろうとする連中、自分の意見を持たず流される人、甘えや油断から最愛の人を亡くす人。
放棄されたモノを回収するのではなく、生産されるモノを奪おうとする人たち。
これらは総て次世代には必要が無い人たちなのかもしれない。

『希望』この願いを踏みにじろうとする者たちとは戦わなければならなくなるのだろう。
帰路に使用している道は沿岸部では無かった、むしろ積極的に都市部を通過した。
もちろんすんなりとは通過出来ないことは分かっていたが、そのための4WD車である。
牽引や押し出すことにより道を切り開いた。
今までならばためらっていた行為だが、後に通行することが有るやもしれない人の助けになればと思えばである。
只、突然の暴徒の襲来だけには気をつかった、一目でゾンビ対応型の装備を施した車である事は見て取れる、奪おうとする奴らがいつ現れるかしれない。
変な話だがゾンビの個体数が少ないところほど警戒した、有希もマシンガンを手に傍で警戒してくれていた。



10 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:42
「51」

帰ることに決めてから早4日目、かなり回り道というか寄り道してるので、公園までは遠い。
途中ルートも温泉地を経由出来る様に選んでいるのでなかなかだ、燃料は軽油なので随分助かっている、これがガソリンなら今頃は徒歩だったろう。
ガソリンというモノは腐ると言うか劣化する、このことを知らない人は結構多い。
問題が起きて約半年少々、大型タンクならイザ知らず路上に置き去りの車などのタンク内に残されているモノは怪しい。
事実それが原因で放棄されたモノが圧倒的なのだ、更に最近というかほぼ9割以上の車がハイオクや電子燃料噴射装置によって燃焼している以上わずかな劣化でも命取りになる。
つまりは昔ながらの自動車の方が逆境に強いのである。
安田もこの探索に自分の車を使っていなかった、折角最新式の新車を調達していたが、
例のマニアの車と交換したのであった。
トヨタランドクルーザー70系と呼ばれる質実剛健型である、年式こそ古いが金属製のぶつけてOKバンパー、トルク重視のギヤ比、ちょっとやそっとじゃ壊れないエンジンとミッション。
有希はぶーぶー文句炸裂で、なだめすかすのが大変だった、もっともマニアの方は大喜びであったが・・・・
内装こそ味気ないモノだが(有希はそれが不満らしい、前の車はオーディオ、dvd、冷蔵庫まで搭載していたのだから)足回りや整備は完璧であった。




11 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:43
「52」

「もう食べていいでしょ〜」助手席の有希が子供のようにせがむ。
「ああ、もうそろそろいいかな」
「やった〜 ん〜っ あま〜い、おにいちゃんも食べてごらん」
一口かじったイチジクを差し出す、目の前に出されたそれを囓ると懐かしい甘みが
口の中に広がった。
「でも、すぐ食べちゃいけないなんて初めて知ったよ〜」
そう、イチジクはもいですぐに食べるとかぶれるのである、白い樹液が原因なのだが・・だからもぐときも素手ではいけない、なすびと同じである。
「おにいちゃんてなんでもよく知ってるね〜」3つ目を囓りながら笑う。
引きこもり人生だけど、知識は得るようにしていた。
毎日同じ掲示板で書き込みなどと言う不毛な事はしなかったのが良かったのだろう。
人のアラを探し、難癖付けるのは得意でも雑学はからっきしなのが多いのだ。
引きこもりでも、生き残り組と、死に組に別れた気がする。
体力なんていい加減なもので、外の生活が増えるとかってに付いてくる、しかし知識は積み重ねだし、それをどう利用出来るか?このことに尽きる。
安田自身も引きこもりで、人と話すのは苦手であった、実際最初のホームセンターでも浮いていたわけだし・・・ ところが今ではどうだろう、積極的に行動し意見を言い、物怖じしない自分が居る、総て有希のおかげだ。
彼女がいなければ、いつまでも一人でゾンビと同じようにふらついているだけだったろう。満足そうな横顔をみて、妙に嬉しくなった・・・・・
「あっ!あそこ、なにかなぁ〜」
この辺は農家が多かったせいか、放棄された畑が多い。
少しずつ頂いているが、もう車の中も天井も満載である、それでも有希はお構いなしだった。
何処かのホームセンターに寄るときには手みやげになるから良いかと、安田は進路を変えていった。



12 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:43
「53」

生鮮野菜の中には、物々交換で貰ったモノもある、貨幣が意味をなさないが喜ばれるモノがある、それは嗜好品、つまりは酒やタバコのたぐいである。
タバコは場所も取らず、小出しで渡せるため重宝した、安田本人は吸わないので気にしていなかったのだが、禁断症状は恐ろしいらしくイラつきの原因にもなる。
タバコの不足が原因で、喧嘩が起き放棄することになったホームセンタも有るとのこと。全くの笑い話にもならなかった。

程なくゆくと郊外型のホームセンターが見えてきた、遠目にも人が居そうなことが分かる入り口付近に人影が見えたので車を近づける。
自衛隊員のようである、独特の迷彩柄なのですぐに分かった。
近くにゾンビが居ないのは、彼らが排除しているからだろう。
安田は拡声器で、『移動中だが一夜の宿を提供して欲しい』と申し出るとフェンスは開けられた。
搭載されている物資にかなり興味を示して居るようだったが、気にせず車を止めリーダーらしき人に挨拶にゆく、もちろんタバコの手みやげも忘れずにだが・・・
どうやら此処には付近住民たちが非難しているらしいが、地元の知り合いが多いらしいので上手く行っているようである。
只、最近例の自衛隊員がやって来てからはゾンビの掃討こそ任せられるモノの命令口調が多くなり不安を感じているらしかった。
安田本人も有希を見つめる目に、一抹の不安を感じたのだが気にしすぎと思うようにしていた。
彼らは5人いて、今現在は3人が物資の補給に出かけて居るとのことだった。
本体が全滅し、帰るよりも住民を護るとの事らしかったのだが・・・
安田は日持ちのしなさそうな野菜を此処に残すことにした、彼らも喜んでくれて欲しいモノは無いかと尋ねられたので、野菜の種を貰うことにした。



13 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:44
「54−1」

安田は貰った種を、車に積むとき隙をみてマシンガンと予備マガジンをこっそり鞄に隠し持った。
先ほどの有希の言葉が気になったのである。
「あのね〜おにいちゃん、さっき此処のおねーちゃんが教えてくれたんだけど、一人になっちゃ駄目だって ゾンビも居ないのに変だよね?」
言われてみれば、自衛隊員が横を通ると緊張する女性が居ることに気がつく。
男たちも見て見ぬふりのような・・・

夜のことだった、ふと目を覚ますと有希の姿がない、トイレかと思ったがイヤな予感がして起きあがる。
トイレは一度屋外に出る必要がある、安田は頬を叩き気を引き締めてそっと出た。
電気は無いモノの月明かりで十分外は明るい、トイレに行くが有希の姿はない。
胸騒ぎがする!安田はマシンガンを取り出し、予備マガジンを取り出しやすいようにポケットに入れると辺りの気配を探った。
『コトッ!』何かモノが当たる音がした、足音を立てぬように近づく。
屋外倉庫のすみで何か声が聞こえる・・・
「おじょうちゃん、かわいらしいね〜 おじさんがかわいがってあげちゃうよ」
「お兄さんには内緒にした方がいいよ〜 まぁ別に話しちゃっても良いけど、このライフルで殺しちゃうからね〜」
安田は耳を疑った、目をこらすと有希が押さえつけられている。
トイレに出かけようとしたところをさらわれたらしい、気配を殺し近づく。
「少尉殿、自分は上を担当します」 「だめだ神崎上等兵、可愛いお口は私のモノだ、
この前の少女は譲っただろう?」
少尉?上等兵? 自衛隊ではそんな呼称はしない・・・まさか?
羽交い締めにされた有希が、「自衛隊のくせにそんな事して良いと思ってるの?」と、
静かに食ってかかるが、一人はズボンを降ろすと逸物をむき出しせせら笑ってる。
「ウルサいお口にはこれで塞いでやる」
その瞬間安田は「有希伏せろ!」そうさけんで踊り出していた、神崎と呼ばれていた男が振り返り銃を取る! チャンバーに装填してこちらに構える前に『タン!タン!タン!』と安田の銃口が火を噴いた。


14 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 01:45
「54−2」

64式の弾がむなしく夜空に発射される、予備動作の違いが勝負を決めた。
少尉と呼ばれていた男はズボンが引っかかり尻餅を付いている、安田はすかさず立てかけてあった銃を蹴飛ばし銃口をそいつに向け発砲した、躊躇はない。
「おにいちゃん!」有希がすがり付いてきた「怖かったよぅ怖かったよう・・・」
安田は優しく頭を撫でて有希を抱きしめた。
振り返ると銃声を聞きつけた人たちがあっけにとられて2人を見守っていた。
安田の銃を見て驚いていたが、「自衛隊員を撃つなんて」と口を開く、
「いいや、こいつらは偽物だ!オタクが素性を偽ってやがった・・・」
それを聞いた女性の一人がまだ息のある一人に蹴りを入れ唾をはきかけて叫ぶ。
「よくも今までおもちゃにしてくれたわね!、いい気味だわ覚悟しなさい」
それを聞いていた男たちの顔が険しくなった。

安田はすかさず64式のマガジンを抜き取った、どさくさに紛れて権力を握る奴が出るのを防ぐためである。
やはりここでも女性が犠牲になっていたようで、銃で身内を殺すと脅し、いいようにもてあそんでいたらしい。
まだ3人残っているが、後の処置は彼らに任せることにして2人はすぐにホームセンターを後にした。
ただ、64式は残してきた、彼らが奴の口を割り予備マガジンを装填すれば十分戦える。油断と2丁の銃があれば後は彼らの作戦次第なのだから・・・・
後の戦いまで参加する気は安田の頭には無かった。

15 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/05/05 02:29
ふごっ

作品集のアドレス貼り忘れとりマスタ!

過去の作品をまとめていただいた名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDIさんに感謝しつつ
http://www.geocities.co.jp/Bookend/4265/
過去の作品群はこちらにてまとめられています。

次回はこんなこと無いようにテンプレ作らないとだめですね。

16 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 03:45
「55」

夜間の走行は久しぶりである、本当は日が昇るのを待ちたかったのであるが奴らの仲間が戻ってきたら厄介だ。
なぜなら、あの状況を見ても意見がまとまろうとしないのだ。
徹底抗戦をしようと提案する人たち(主に被害に遭った女性の身内だが)と、やれ人を撃つなんてとか、勝ち目は無いとか、逃げ腰の連中に別れたのである。
本来なら真っ先に、奴の口を割り武装を始めるべきなのに・・・・
現実を目の前に突きつけられても行動出来ない・・この時期が来ていながらいまだ似非平和主義者がいたことに腹が立っていた。
しかしながら、この銃が無ければどうなっていただろう?
言い様のない不安を感じていた。
普通、人に銃口を向けることが出来る人は少ない、死人であるゾンビを撃つのとは訳が違う。
ほとんどが引き金を引くまでに能書きを垂れるものだが・・・・
奴らは躊躇無く自分を撃とうとした、銃で武装していると想像もしていなかったにもかかわらず・・・つまりは今までにも何人も殺している証拠だ。
安田が撃てたのは、自己暗示に寄るところが大きい、普段から『有希が危険なら撃て!』そう言い聞かせてきたのだ。
自分でも驚いていた、後で震えが来たくらいなのだから・・・
「腕に覚えの有る奴の方が撃たないモンさ、非力な奴が銃を持つと怖いんだぜ・・」
マニアの言葉が頭の中に思い出されていた。

17 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 04:23
「56」

2時間ほどで少し開けた町中に来た、障害物に注意しながら車を進める。
派出所が見えたので、そこで休もうかと思ったが駐車場をみてギョッとした、自衛隊のトラックが止めてあるのである。
たぶん奴らの仲間のモノで有る公算は高い、派出所は結構堅牢な建物だ。
屋上にも簡単に上がることが出来るうえ扉も丈夫なので此処で休んでいるのだろう。
車を素通りさせて道路からは見えない位置に車を止めた。
有希が心配そうな顔を見せ「あの車・・・」と呟く、安田は黙って頷いた。
どうするか・・・
考えられる総てのパターンを予想する、奴らの現状、武装、思考・・・・
アレは73式大型トラックだった、兵員輸送なら高機動車を使うはずである、つまり何らかの事情で置き去りにされていた輸送車を奴らが見つけ中の装備を横領したのだろう。
ならば服装や銃器を持っていたことも理解出来る。
しかし、武器も沢山積んでいたはずであると考えてふと気が付いた。
残存装備を隠すには持ってこいではないか!留置用の檻もある。カモフラージュして隠せばこれほど安全な場所はない。
89式を使わずに64式を使用しているのもうなずける、口径が大きい故ゾンビに対して有効なのだ、重量は89式の方が軽量だが 5.56mmと7.62mmでは破壊力に違いがある、つまりはゾンビ掃討用に割り切ってるのだろう。
「とりあえず今は寝ておこう」、有希にそう言ってシートを倒した・・・。

18 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 05:08
「57」

山鳩の鳴き声で目が覚める、辺りはうっすらと白み始めていた。
さすがに隠れ家の付近だ、暗くて気が付かなかったがあちこちにゾンビが倒れている。
練習がてら撃ちまくったのだろう。
車の窓を開け、物音が聞こえやすいようにする、程なく車のエンジンが響いてきた。
例のトラックだろう、しばらく響いていたがそれは段々と小さくなって行った。
10分ほど待ち、戻ってきそうな気配が無いことを確認の上安田は車を走らせた。

派出所に着くと有希を警戒に残し、辺りを確認してゆく。
自分が奴らならどうするか?一種のプロファイリングである。
入り口には目もくれず裏手に回る、細引きが風に揺れているのが見えた、見上げると屋上からだ・・・
安田は注意しながら引っ張ると、軽い抵抗のあと縄ばしごが落ちてきた。
有希に一声かけて昇って行く、やはりここから入っていたのだなとほくそ笑む。
つまりは入り口には罠が有ると言うことだろう。
扉を開けて階下に降りると、其処には生活の痕跡があった。
誰か飛び出してくるか分からないので緊張するも、人の気配は無かった。
レトルトや缶詰も結構おいてある、もっとも自衛隊のレーションだが・・・
一階に降り窓や入り口を確認すると案の定罠が仕掛けてあった、それも対人指向性地雷である、
安田は作動用ワイヤーを切断し安全を確保してから扉を開けた。
有希が安心したような顔を見せる。
これから少し発砲すると言ってから、留置所の鍵に向け引き金を引いた。
中に入り掛けてある毛布をめくって驚いた、木箱に収められた89式が10丁、同30発弾倉が100個、
指向性地雷が27個(トラップを含めると30だが)なのである。
さすがに64式の弾倉は無かった、すべて持ち歩いているのだろう。

急いで野菜を下ろし、銃と弾薬を車に積み込むと、代わりに野菜を入れておいた。
そしてはしごを引き上げ、罠の地雷を屋上の入り口に仕掛けたあと大急ぎで車を走らせる。
思いがけない収穫に2人は顔を見合わせて笑った。

19 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 18:40


20 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 20:09
ぬあ?
なんか今日は来客少ないですねぇ(w
え〜と補足ですが 対人指向性地雷って言うのは別名クレイモアって言いまして
小さな弁当箱みたいなものでつ、中には鉄球がごっそり入ってまして、一方向に向け
どば〜っと発射する最悪品です。
ちなみに日本は世界有数の地雷生産国でして、こんな有事の際は重要施設の回りには
地雷をバコバコ埋めちゃうんでしょうね〜
93式地雷敷設装置使えばなんと自動で一時間に300個埋めちゃいますし・゚・(ノД`)・゚・

これで安田もトリガーハッピーになるかな?

21 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 20:41
>>20
日本って、地雷禁止の国際条約に署名してませんでしたっけ?

22 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/05 20:56
>>21
その辺がよく分からんのでつ。
一度その辺知り合いの自衛官に聞いたら、地雷無しに上陸阻止できるかアフォ!と・・


23 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 21:01
>>21 >>22
お話の中の日本では、そんな条約も無いし、条約も無いから加盟もしない。
これで、いきましょう。

24 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 21:09
全てが同じじゃなくてもいいじゃんね

25 :FD/R ◆6N371.108E :03/05/05 21:18
>>20
日本は表面上は平和国家だけど裏ではアジア屈指の軍事大国だそうな。。。
賛否両論あると思うけど有事の際は頼りになりそう。
でも『宣戦布告』とか『亡国のイージス』みたいになると。。。

26 :3-620:03/05/05 23:25
ゾンビ事件が発生してはや1週間。ホームセンターにたてこもったものの
食料が尽きてしまい、残された時間も後僅か。私は決断を迫られていた。

「もうこのままではどうしようもない。ここはリーダーである西之首さんに任せます」
「西之首さんだったら何とかしてくれるでしょう」
「頼みますよ、西之首さん」

皆が私に責任を押し付けてくる。最初にホームセンターに立てこもるように提案したのも
私であったし、食料調達やゾンビとの戦闘も全て私が担当してきた。
こいつらは自分から何かしようというつもりはないのだろうか?

「西之首さん、はやく決断して下さいよ。皆待ってますから」

・・・この野郎。人が懸命に考えているのにはやくしろだと?喧嘩を売ってるのか。
私は怒りに耐えつつ、この馬鹿者に返答した。

「ああ、分かったから。もう少し待ってくれませんか」

「はい。分かりました。では、また後で・・・」

男が去っていくのを確認すると、私は頭脳をフル回転させた。
どうすればこの状況を打破できるのかを。


・・・!!


しばらく考えた後、私は素晴らしいアイディアを思いついた。
この危機的状況を一発で覆す、最高の方法を。
早速、下にいる皆に対し、それを披露することにした。

27 :3-620:03/05/05 23:26
下にいる者達はアホ面を下げて私の登場を待っていた。
どいつもこいつもこれから起きることなど考えてもおるまい。

「あ、西之首さんだ」
「西之首さん、これからどうするんですか?」
「教えて下さい、西之首さん」

さっきから同じことしか言わないな、こいつらは。西之首西之首五月蝿いわ。
まあいい。人の言うことを聞くしか能のないやつは私の言うことを実践すればいい。

「皆、よく聞いてくれ。我々は今、大変な危機に直面している。
 センター内の収容人数が多すぎるせいで、食料の確保が非常に困難になっているのだ」

会場からざわめきが聞こえてきた。今初めて聞いたかの如く驚きを隠せない様子だ。
アホどもめ。こんなに数がいたら食い物なんぞすぐになくなるに決まってるだろ。

「静粛に、静粛に!私はこの現状を打破するために画期的な方法を思いついた!
 これから私が言うことをよく聞いて欲しい。

 ・・・これからの食事はゾンビを食うことにする。何か異論は?」

周りから怒号が聞こえてきた。悲鳴や嗚咽が混じったものまである。
西之首を殺せとかいう叫びまで耳に入る。

「西之首さん、あんた気でも狂ったか!ゾンビを食うなんて・・・」
「人の所業じゃないわ!もっとよく考えてよ!!」
「死ね、西之首!!食うならお前だけ食え!」

予想どおりの反応だ。自分達は何もしてこなかったくせに
いざ人が何か言うとすぐ反論する。全くもってけしからん。

28 :3-620:03/05/05 23:26
「皆が驚くのも無理はない。だが、よく考えて欲しい。このままでは
 いずれ食料が尽き、餓死や共食いが発生するだろう。
 それくらいならば、ゾンビを食ってでも生き延びる方がまだマシではないか!?
 他に代案があるならば遠慮なく言って欲しい。なるだけ努力する」

しかし、彼等の中から具体的な代案は聞けなかった。
感情で動いても実際問題、死んでしまってはどうしようもないと判断したのだろう。
・・・本当にアホな連中だ。ゾンビなんぞ食ったら自分もゾンビになることくらい
少し考えれば容易に分かるだろうに。


かくして、私を筆頭としたゾンビ調理隊が結成された。



「・・・で、これが本日、捕獲してきた食材です」

隊員の一人が首から上のない死体を床の放り投げた。腐肉があたりに散らばる。
我々はその死体を食べやすいサイズに切っていった。
調理は軽く火を通し、油で揚げて揚げ物にしたり胡椒をつけて臭いを消したりして
なんとか見た目だけは喰えるようにした。

「で、誰が食うかなんですけど・・・」

皆が一斉に私を見た。まさかこんなことまで私に頼らないといかんのか?
少なくともこんなものを喰う気にはなれない。私は適当に誤魔化して他の者に試食させた。

「西之首さん・・・本当に大丈夫なんでしょうね」

「安心しろ。ゾンビが人を噛むから噛まれた人がゾンビになるんだ。
 じゃあ、人がゾンビを噛んだらゾンビは人間に戻るかもしれないじゃないか」

29 :3-620:03/05/05 23:27
我ながら苦しい言い訳だと思ったが、それでも彼等はその肉を食った。
・・・意外にうまそうだ。最近ろくなものを食べてない私は思わず唾を飲んだ。


彼等が肉を食ってまる一日が過ぎたが、特に変化もなかったため
皆がゾンビの肉に群がった。相当美味なのか女子供も美味しそうに食べる。

「・・・本当に大丈夫なのか?腹が痛くなったりとかしてないかい?」

「いや、美味しいですよゾンビの肉。まるで鶏肉のようです」
「ああ、うまいわ。こんなもの久しぶりに食べたわ」
「ママー、もっとちょうだい」

・・・冗談抜きで美味そうだ。皆至福の表情で頬張っている。
そんな美味しそうな顔をしているとこっちも食べたくなってくるじゃないか。

「・・・どれ、私にも一口食わせてもらおうかな」

「いいですよ、どうぞ」

私は一切れもらうと口の中に入れた。ゆっくりと噛む。
口内にまろやかな香りが伝わって・・・こない。
いや、むしろネバネバした感触が口を支配する。
一刻もはやくこの感触を排除したい、そんな気分だ。

「く・・・こんなものが本当に美味いのか、君たちは!?」

「そんなわけないでしょう。もの凄く不味いですよ」

「何だと?何でそれを美味いなんて言ってたんだ!?」

30 :3-620:03/05/05 23:28
男は私の問いに答えようとはしない。

「おい、何でだ。答えろ!!」

「・・・どうせ、私達が不味いなんて言ったらあんた、食わんだろ?
 まさかゾンビの肉が安全だなんて本気で考えていたわけないでしょうに」

・・・なんということだ。よりによってこの間抜けどもにはめられるなど。
ということは私の身体はゾンビになってしまうのか!?

「西之首さん。昨日の彼等が挨拶にきましたがどうしましょう?」

他の奴がニヤニヤしながら訪ねる。扉が開かれるとそこには
確かに昨日までは人間だった彼等がいた。

「馬鹿な・・・こんな馬鹿な・・・」

「あんたの部屋で見つけたものなんですけど、アホだの馬鹿だのと好き勝手書いてるね」
「前々からこんなこと思っていたわけだ」
「おいおい、何か脱出方法とか書かれているぞ」
「こいつ、一人で逃げ出すつもりだったのか?」

皆の視線が突き刺さる。この馬鹿どもにこんな屈辱を味わされるとは。

「これからどうするつもりだ。私を殺すのか?」

「そんなことしませんよ。もう皆肉食っちまったんだ。仲良くゾンビになりましょうや」

私は床に突っ伏して泣いた。こんなところで自分よりも劣る者にハメられた
己の不甲斐なさを嘆いた。もはやなす術もないこの状況を。

31 :3-620:03/05/05 23:33
>>PIP様
スレ立て乙です。

しかし、最近全然書き込みできない。自分の作品もだんだん面白くなくなってきてるし。
そろそろROMに戻るべきなのかしらん(;´Д`)

32 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 00:37
>>2
「地雷撤廃条約(オタワ条約)」に調印した日本もクレイモアを地雷とみなさない国のひとつであり
作れるし、使えるそうです。
ってことで、はずかしいけれどさん、安心して使ってくださいw

33 :32:03/05/06 00:39
>>32
2じゃなくて21にレスです。
すいません。。。

34 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 01:02
>>32
調査有難う御座います(w
それではお言葉に甘えて・・・
とんでもない使い方を考えておりまして
今後の安田は89式をメインウエポンにする予定です。
しっかし 全長が長いライフルは屋内で取り回ししんどいんですよね〜
屋内戦は辛かったでつ
総合火力演習やお祭りにはよく行くのですが、やっぱ64式は重いですね
89式を構えると違いがよく分かります。


35 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 02:48
武装が充実してきましたな。
ところで正式な自衛官の呼称はなんですか?

36 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 03:09
>>35
ttp://www.military-powers.com/tanks/jsdf03.htm
こんな感じです。

37 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 03:12
>>35
まず基本的に 陸、海、空の文字が付くのですが
陸自で表現すると
1等陸佐>2等陸佐>3等陸佐・・・・・・大佐、中佐、少佐に該当します。
1等陸尉>2等陸尉>3等陸尉>准陸尉・・・・・大尉、中尉、少尉ですね。
陸曹長>1等陸曹〜〜〜3等陸曹
陸士長>1等陸士〜〜〜3等陸士

このような感じになります。
海上自衛隊なら 1等海佐ってゆう表現になるんです。

38 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 03:14
>>36
ご丁寧に有難う御座います。
結構ややこしいので、混乱するかも(w

39 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 03:19
う〜む なにげに興味持たれてるんでしょうか(w
ちょっと専門的なんですが、私自身小道具にこだわる方でして・・・
7つぐらいホントのこと書けば、後の3つはごまかしがきくかな〜なんてねぇ
逆に不明点有れば聞いて頂けると、作中で表現するかもです。
急遽変更したストーリーなので、ちょっと頼りないかもしれませんがお許しの程願います。


40 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 12:27
作品集のbbs荒れてる。
錆取りさんの好意が無になりそう。

41 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 16:28
反応しないことです。
串刺そうが結局はISPまではつかめますから。
ここにも書き込まないことです。
そういう反応は荒らしを助長させるだけです。
今後荒らし、それに悪い意味で関わる発言は削除依頼だしときます。

42 :さんげりあ ◆w2rO5q7aSo :03/05/06 20:08
おくればせながら、
>>PIP殿、新スレ立て乙カレーさまです。

個人的には、これを機にさらに新作者さまが参入することキポンヌです。


>>はずかしいけれど殿
安田さん、化けましたね〜。
ヒッキ―からヒーローへ!
得てして駄目なひと程なにかをきっかけに大きく化けたり、成長したりなんて
よくあることですよね。
装備が整ったところで、できればあとナイフも登場させてくれると嬉すぃです。
バックマスターあたりが個人的には希望でつ。


>>3−620殿
Σ(´D`")= ションナーーーーーーーー!
そんなこと言わずもっと書いてくだされ〜。


>>40殿
>>41殿に禿げ同です。
荒らし、煽りはこっちが反応すればどんどんエスカレートしてくるのでPIP殿の
おっしゃるように、とにかく完全無視でいきましょう。
反応しなければ、すぐ飽きて他にいきますよ。

43 :さんげりあ ◆w2rO5q7aSo :03/05/06 20:09
『171』

最後の夕食が終わった後、俺は屋上に出た。

風が心地いい。

ここには本当に何度も来た。。。

だが、明日で最後だ。
明日ここに来るとき。。。それはここを立ち去るとき。。。

二度とここに戻ることはない。。。

。。。生か、死か。。。その結果がどうであれ。。。。

俺は屋上の片隅に移動した。

「・・・香澄・・・知沙・・・明日、ここを出るよ・・・
うまくみんなで脱出できるよう見守っていてくれ・・・・」

「・・・藤田さん」
ふいに背後から声をかけられた。

振り向くと、そこには亜弥の姿た。
彼女の黒髪が風にやわらかく舞っていた。

「亜弥ちゃん・・・」
「ごめんなさい、お邪魔でした?」
「いや、かまわないよ」


44 :さんげりあ ◆w2rO5q7aSo :03/05/06 20:09
『172』

「いよいよ・・・ですね・・・」
「ああ」

「そう思ったら、なんだか最後にみんなにお別れをしておきたくて・・・」
そう言って亜弥は片隅の墓標代わりの黒い小山。。。無数の炭の塊の山の前に膝をつき両手を
合わせた。

少しすると亜弥の肩が震えた。
「わたし・・・子供たちになにもしてあげられなかった・・・」
「そんなことはない」
「でも・・・みんな死なせてしまった・・・
それなのに・・・それなのに・・・わたしはまだ生きてる・・・」
亜弥の目から涙が零れ落ちた。

この娘も俺と同じ。。。。
目の前を通り過ぎていった命の数と、自らの生の重さに苦しんでいる。。。

「それは俺も同じだ・・・」
「でも、藤田さんはすごいです・・・
・・・わたしなんてなにも・・・
なんの役にも立てなくて・・・」

亜弥は俺の顔をまっすぐに見詰めた。
「だから、わたし、せめて真由ちゃんだけは絶対に護るって決めたんです。
明日はどんなことがあってもあの子だけは・・・たとえ死んだって護るって決めたんです・・・!」
「ああ、そうだな。
その意気は大事だ」
「はい」


45 :さんげりあ ◆w2rO5q7aSo :03/05/06 20:10
『173』

「でも、君はひとつ勘違いしてる」
「・・・え?」
「君は役立たずなんかじゃない。
君や美貴ちゃんがいなければ、ここはとっくに内部崩壊していたよ、間違いなく・・・ね」

「それと、もうひとつ。
俺が・・・
君たちは俺がこの手で護る・・・・
絶対に、もう誰も死なせない・・・絶対に・・・・
みんなで生きてここを脱出するんだ、必ず・・・」

そう、この娘が命をかける必要など無い。
それは俺の役目だ。。。
命を懸けるのは俺ひとりで十分だ。。。。

「・・・藤田さん・・・ありがとう・・・・
そうですよね、死ぬことなんて考えちゃダメですよね。
みんなで無事に脱出するんですよね」
「ああ、みんなで生き延びるんだ、絶対に!」
「はい!」

亜弥は大きく頷き、そして微笑んだ。
俺にはまぶしい笑顔だった。

無事脱出して、もう一度この笑顔を見よう。。。

そうだ、絶対にみんなで無事に脱出するんだ。。。。


46 :さんげりあ ◆w2rO5q7aSo :03/05/06 20:11
てことで続きます。

次はたぶん週末くらいに投下の予定です。
この調子ならその頃にはひょっとすると100超えてるかな???
みなさん、がんがってくだされ。


47 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 20:27
さんげりあ様
ぬぁぁぁぁ〜 まさに、朝のNHKドラマのような短編投下!
もっと、もっと 沢山投下して下され〜〜〜
精神安定上悪いです。(w

会話を主としたストーリーの展開は、まねが出来ません・゚・(ノД`)・゚・
羨ましいです。

3−620 様
さんげりあ様もおっしゃってますように、投下こそが総てです!
私は短編が不得手なので、期待してますよ!

気分転換にチャレンジしてみても良いかな?

48 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 21:25
これより、投下開始します、しばらく静観お願いいたします。

49 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 21:25
「58」

しかしながら濡れ手に粟というか、できすぎのストーリーに頬をつねりたくなる。
取り回しという点ではいささか不便では有ろうが、装弾数や残弾の予備から考えても
常備するのは89式の方がよいことは明白である。
有希を救ったときは予備動作が致命傷になったのであって、もし装填されていれば相打ちになったかもしれないのだから・・・
それと、あの時はマガジンをポケットに入れていたが、今後はやはり専用ポーチが欲しいなと感じていた。
ガンショップに行けばその手合いは問題なく手に入るであろうと思い、雑誌の広告から
最寄りの店に向かっていた。

その街は驚いたことにゾンビの個体数が多い!最近は少なめの地域に慣れていたので少し驚いた。
自警団というか、独自にゾンビを減らそうとする人がいないためだろうか?
何より電気が生きているので、水道も出る様だ。
即ち、個人単位での籠城が圧倒的なのであろう、それならゾンビを掃討出来ないのも十分うなずけるのだから。
お目当ての店にたどり着く、貸倉庫のような建物に大きな看板が掛けられている。
付近にはゾンビの死体?が倒れている・・・・
シャッターは当然堅く閉じられているモノの、どうしたものかと思案していると、空き缶が車に当たる。
驚いて見上げると、店の二階の窓から顔を覗かせている人がいる。
若い男女の様だ、従業員ドアを指さしておいでおいでと手招く、先刻のホームセンターの事件が不安だが、意を決して入ることにした。
念のため安田は89式、有希はMP5を携える、中に入って最初の一言は
「やぁいらっしゃい、電動ガンで武装ですか?」そう言って笑われた。



50 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 21:26
「59」

安田も電動ガンだと思われているならちょうど良いと思い、軽く笑ってやり過ごす。
彼は脇坂と名乗り、連れの少女は瑠璃と言うらしい。
安田たちも自己紹介をする、お互い年の離れた女の子と一緒にいる、どちらも兄弟ではなさそうな2人組・・・・なにか奇妙な巡り合わせを感じた。
何故呼んだのかと尋ねると、同じようなコンビで車の装備からも共感出来ると判断したかららしい。
彼らも同じような車で移動していたのだが、ガソリンの関係で此処に足止めを食らっているらしいのだ。
もっとも軽自動車の悲しさか、道を切り開く際にぶつけていたことが原因でかなり不調で有ったこともあるのだが・・
結局此処で足止めというわけである、只この地域は電気と水道が生きているのでなんとかしのいでいたらしいのだが、それが裏目でゾンビも多く車の調達が出来ないらしかった。

少しの会話で、お互い何故か意気投合した。
同じように少女を連れ頑張っていることや、判断基準が似通ってることもあるせいか・・有希たちも同世代であるためか上手くうち解けているようで、見ていてほほえましい。
安田の車には一目で物資が積んであることが見て取れる、あまり置き去りにするのはよくないとお互い意見が一致し、店内を片付け車を中に入れる。
基本的にガレージを店舗に使っているようなものだ、作業そのものはすぐに済んだ。
素っ気ない造りの店舗に安田は不思議に感じたが、脇坂は、
「オタクはそんな事気にしない、ゲームが済んだその足で店に来るんだ、土間なんてコンクリートの方が返って都合がいいのさ」
そう言って肩をすくめた。
脇坂は安田の搭載してる物資よりもむしろ車の装備に着目していた。
「気になるかい?」と、尋ねるとにっこり笑い「趣味が似てるよ」と答えた。
その日の夕食はとても楽しいモノになった、脇坂も安田も物資の出し惜しみをしなかったのである、ホントに子供の頃からの知り合いのような気がした。



51 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 21:27
「60」

食後のコーヒータイムに2人は情報の交換を始めた、彼らの主要武器がサンポールの水鉄砲による目つぶしで此処まではやってきたらしいのだが、ここ最近は通じないらしい。
確かに初期に比べ、目が既に腐敗している連中もいる。だが音は?
だが、追いつめられている人は見かけるとのことだった。
「自分は比較的早い状況から逃げ始めてるんだ、だからゾンビの行動変化がよく分かる。
 確かに初期ゾンビ、こう呼ばせて貰うけれど、こいつらは比較的新しい体だった。
つまり、襲われた傷などからゾンビになった連中で鮮度が良い奴らだ、だから目や耳からの情報で襲っていたんだと思う。
だけどどうだ?さいきん徘徊してる奴はどちらかというと月日が経ち、目も白濁したり
腐り落ちているものや、耳さえ爛れ落ちてる奴がほとんどだ、なのに襲って来る」
「捕食手段が変化したと?・・・」安田が尋ねる。
「否定は出来ないというか、むしろそう言ったほうが良いのかもしれない」
安田はヘルメットの事には触れず、人の恐怖や痛みの感情に引き寄せられている気がすると答えた。
そう言いながらも、自分が最初ふらついたとき襲われなかったのは何故だろうと思った
あの時は未だ見えるゾンビがいてもおかしくなかったのに・・・・
その事もすぐに付け足し話す。
脇坂は少し考え込んでいたようだが、ゆっくりと話し始めた。
「これは仮説だよ、ゾンビマニアの自分の考えが根底から崩れるんだけれど・・・」
彼の話はつまりこうである、確かにゾンビ菌?というかそれによる被害が各地で起きた。
しかしながら広がり方やゾンビたちの鮮度は異なっていたはずである、それ故何処かの地域では古いゾンビが多数を占めたのだろう、その時超自然的な何かが働き捕食手段の変更が起きたのでは無いのだろうかと言うことであった。



52 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 21:27
「61」

「つまり、見る聞くと言う手段の破棄・・・・」 瑠璃が呟く。
「とすれば、今後も変化する可能性があると見た方が良いのかもしれない、この瞬間にも」
安田の発言に有希が不安げな顔を見せる。
「なぁ脇坂さん、今の仮説だけど当たってるような気がするんだ、それと・・・」
「それと何だって?」
「いや、最近気が付いた・・というかこの街に来て思ったんだけどね・・」
安田はコーヒーを飲み干し、言葉を探しながら話す。
「ゾンビの集団化なんだ、今までは確かに集団で囲まれたりもした、でもそれは単に
個体単位での集合でしか無かった、しかしこの町では小さなグループというか群れで動いてる気がするんだ・・」
「おにいちゃんもそう思ってたんだ・・・」有希が相づちを打つ。
「人の感情を察知出来るなら、群れてもおかしくはないか・・・」
下手すれば、簡単なフェンスなんか 押しくらまんじゅうのように押し倒されるかもしれない・・・・
脇坂は意を決したかの様な顔で頷いた後、隣の部屋から鞄を取ってきて、広げて見せた。其処には、散弾銃、弾薬、小型の拳銃が入っている。
「僕たちの最終兵器だ、君たちにも譲ろう・・・」そう答えた。
安田は嬉しかった、今まではどちらかというと自分が与える側だった気がする。
無償で、しかも本当の意味での稀少品を譲ると言うのだ・・・・・
気持ちを無に出来ない、其処にあるグロックとマガジン数本を譲り受けた。
弾薬を見て驚く、9mm×19mm! MP5と同じではないか!
「この弾薬は補給可能なのかな?」安田は尋ねた。
「今の手持ちはそれほどではないが、補給可能だよ」
その答えを聞いて、安田は「こちらも贈り物が有るけれど受け取って欲しい」
そう言って車に誘う、有希と瑠璃ちゃんも後に付いてきた。



53 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 21:28

「62」

「まず、これを・・」そう言って安田はMP5を差し出す。
「電動ガンじゃ・・」気まずそうに手にした瞬間表情が変わった!
「ま、まさか・・」マガジンを抜きリジェクトする。チャンバーからは弾が排出された。
「そ、それじゃさっきの89式小銃も・・・」
安田と有希は にっこり微笑んだ。
「君たちはいったい何者なんだ?」
「ヒッキーですぅ」「恋人ですぅ」 2人の返答に、彼らは言葉を無くしていた。

安田は彼らに MP5を1丁とマガジン4本、89式を2丁と予備マガジン20本を渡し、代わりにグロック26を2丁、マガジン6本、ナイフを貰った。
お互いが、貰った銃を触りながらニヤニヤしているのを尻目に、有希たちはあきれ顔で
おやつをパクついていた。 

54 :はずかしいけれど  ◆QF0ypwgJ42 :03/05/06 21:32

え〜前作の 瑠璃ちゃんたちが登場です。
お互いのゾンビの設定を合わせる方法について悩んだのですが
こじつけに近いながら良い感じになったと思います。
これからのゾンビは手強くなります、生半可な形で籠城していると生きて行けません
人に流され、頑張らない人はどんどん死んで行きます。

鬱になる展開を書かねばならなくなりそうで、ちょっと不安です。

55 : ◆590pmBHwDI :03/05/06 21:46
>>1 :PIP ◆dve/1Ebaqs
スレ立て 乙カレーです。

作品集。PART4全部と本スレの45迄を対象としてまとました。
http://www.geocities.co.jp/Bookend/4265/



56 : ◆590pmBHwDI :03/05/06 21:47
↑ 敬称忘れた。すみませぬ。

57 :PIP ◆dve/1Ebaqs :03/05/06 21:59
>>56錆取りさん、別に気になさらずにトリップ抜かしてPIPでいいですよ。
あと、漏れが今まで書いた文をまとめてどこかにあげたほうがいいですか?
そのほうが編集しやすいのならそうしますがいかがでしょうか。

でも漏れのコテハンの由来分かる人どれだけいるのかなー。


58 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 22:13
ドラゴンファンタジー?でいいの?

59 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 23:51
>58
いや、宇宙人の方じゃないのか


60 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/07 01:17
エレキバンだと思っててん

61 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/07 08:05
錆取りさん。
作品集作るだけで無く、作品もギボン。

62 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/07 09:57
作品集見たけど、〇年×月△日投稿分でなくて、
題名とか付かないのかな。
こんな事は、向こうのbbsで書くぺきでしょうか。

63 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/07 14:31
鉄砲イパーイ(・∀・)イイ

64 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/07 15:04
>>62
bbsは、作者専用でしょ?

65 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/07 15:09
>>31
総ての投稿作品読ませて頂きましたが総て救いがないですね(泣
短編だから仕方ないのかもしれませんが一度生き抜く主人公キボン
新たな境地が開けるんじゃないでしょうか

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